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ギリシア悲劇の合唱団について、ニーチェは

ギリシア悲劇の合唱団について、ニーチェは『悲劇の誕生(音楽の精髄からの悲劇の誕生)』で論じている。

『アポロ賛歌』『ムーサ賛歌』『ネメシス賛歌』など楽譜の一部が伝えられるが解読方法は確立していない。グレゴリオ・パニアグワらによる復元演奏の試みと録音もあるが、演奏者の想像の域を出ていない。

紀元前8世紀頃になるとポリスが成立、発展し貴族による共和制のもと、種々の文芸が復興していった。ホメロスやヘシオドスらの叙事詩が盛んであり、その伴奏としてはフォルミンクスと呼ばれる4弦の小型の竪琴が用いられた。アウロスはまだ異国的な楽器として一般的にはあまり用いられず、またサルピンクス(トランペット)も同様で、紀元前7世紀以降にこれらの楽器は普及していくことになる。この時期の音楽のあり方として「詩」と「音楽」がほとんど同一視されたことがあげられ、しばしば振り付け(舞踏)を伴った。祭儀的な音楽は「政治的なイベント」や「コンクール」へと次第に変容していき、その競技会においてはキタロディア(キタラー伴奏の賛歌)が競技目的のジャンルとして初期に確立した。元来は王宮の娯楽でもあった「競技会」は、宗教的なパフォーマンスから祭儀的な性格が取り除かれていき、代わりに「音楽的」「美的」な価値基準を確立していくことになる。
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紀元前7?6世紀になると僭主政治が横行するが、その僭主の宮廷では芸術家らが熱心な保護を受けた。サッフォーやピンダロスらが叙情詩を盛んにつくり、悲劇も台頭してくる。アウロスが一般化し、キタラーは7弦化される。特にアウロスはその神秘的で情緒的な音色ゆえに、デュオニソス神の祭儀には不可欠な楽器となる。僭主政治の開始が遅れたアテネでもパンアテナイア祭が盛大に行われるようになり、4年ごとに運動と音楽の競技会が開かれた。音楽の競技会では専門家に指導を受けた一般市民の演奏家や合唱団が、生活の一部としてその技術を争った。キタラー賛歌、アウロス賛歌、キタラー独奏、アウロス独奏に加え、デュオニソス賛歌の演奏や悲劇も上演されるようになる。

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2009年06月19日 16:44に投稿されたエントリーのページです。

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